2019/12/07
第6回アクトすまいる研修会、盛況にして終了しました。

2019/12/07
第6回アクトすまいる研修会、盛況にして終了しました。

アクトすまいる加盟事業者を中心に、福祉移送に関心をもたれる40名の受講者の参加がありました。
ご参加いただいた名古屋市会議員の「手塚まさゆき」さん、
元名古屋市会議員の「高木よしひで」さんのご両名から、ご挨拶をいただきました。

この研修の講師は救急救命の現場を担う救命士の井戸田康二さん。

井戸田さんは「名古屋市消防局救急部 救急救命研修所 応急手当研究センター 消防司令補」の肩書で、

230万名古屋市民の命を守る「救急救命」のお仕事に日々、尽力されています。

研修は3部構成

①超高齢化社会/地域包括ケアシステムに即した福祉限定旅客事業者の必要性

夏の熱中症多発時等には、救急隊の出動が秒単位となり、隊員は

睡眠はおろか、食事の時間さえも確保できないほど 過密を極める状況であることを聞く、

救急車(救命救急隊)の適性利用の視点からも、

我々福祉・介護タクシー事業者が行う「患者等搬送事業」が拡大していくことを期待されるとのお言葉を聞く。

参加した「アクトすまいる」事業者はチョッピリ誇らしい気持ちになる。

しかし、名古屋市内の42の救急車(救急救命隊)の運営費用はすべて公費、市民の自己負担は0円。

かたや「福祉・介護タクシー」は利用者さんが全額自己負担。

「福祉・介護タクシー」を利用すべきなのに「救急車を呼んでしまう」

利用料からそんな選択をされる利用者さんがいらっしゃるのでは?

この現実を埋める行政制度の創設を望む「アクトすまいる」です。

②救急入門コース(講義・実演)私にも使えるAED

「アクトすまいる」加盟事業者の多くが車載しているAED。

使えなきゃ何にもならない。練習は多いほうが良い。

研修参加者全員により、AEDを利用した救命救急技術を学ぶ。

③誰でもできる身体所見の観察方法

視覚・聴覚・嗅覚・触覚、五感をフルに活用することで、利用者様の身体所見を知る方法を学びました。

「患者等搬送事業者」は、利用者さんの容態の急変など

緊急を要する場合には救急車を遅滞なく要請することが義務付けられています。

その要請判断を行うためのスキルを学ぶことが出来ました。

今後も「アクトすまいる」はこうした活動を通して、その技術の向上に努め、

利用者様の「安心・安全・快適」のため、日々精進してまいります。